「テニスの王子様」9巻の感想。 聖ルドルフ戦③ そして新たなる決意!

この記事は、

テニスの王子様」は、

イケメンがたくさん出てくるギャグマンガ

または、

新しい形態のダークファンタジー

だと認識している

Yu-Taが読んだ感想になります。

 

第9巻「標的を見据えろ!」

 

★あらすじ★

リョーマvs不二裕太

 

天才、不二周助の弟で

始めは青学に入学したけど、

その後、聖ルドルフに転校した、不二裕太

 

テニスやってる限り

兄と比較されることが付いて回ることに

うんざりしていたところ、

聖ルドルフの観月に勧誘され、

聖ルドルフへ。

 

そのときの観月は、

裕太を兄との比較ではなく、

裕太個人として見てくれている

感じがしたから、

そこに惹かれて転校を決める。

 

裕太の得意技は「ライジングショット

ボールがワンバウンドした後、

ボールが上がりきる手前を狙って撃つショット。

普通より早いタイミングで返すので、

相手に構える余裕を与えず、

試合を優位に進められる技。

 

実際のテニスでもできる技だそうです。

 ↓

テニスのライジングショットとは 打ち方のコツも紹介 | テニスベア

 

そして、観月が新たに教えた

「ツイストスピンショット」

ころは、打った打球がツイストサーブみたいに

跳ね上がる技で、

威力はすごいんだけど、

身体に負担がかかる技。

 

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この巻の後半で、

観月がそれを知ってて裕太にやらせてたことがわかり、

不二周助が激怒!

5-0から1点も取れず逆転負けするという、

観月にとって屈辱の試合となる。

 

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で、リョーマvs不二裕太

はじめは、左利き対策をしてきた

裕太に押されるリョーマだけど、

だんだんコツを覚えてきて、

ついに裕太に勝利する。

 

その後、

不二周助vs観月の試合があって、

不二が勝利。

 

観月は不二のデータもとってたつもりだったけど、

乾いわく「不二のデータだけは・・・俺でさえ正確に取らせてもらえない」

とのこと。

 

観月が不二の苦手コースだと思ってた打球も、

実はすべて得意だったことが判明。

 

不二周助は、

9巻になっても全然よくわからないです。

目を開けて、

本気モードになったときが怖い!

 

 

そんなわけで、

聖ルドルフに勝利し、

青学は関東大会への切符を手にする。

 

 

 

あと、

不動峰の橘が、

「橘桔平」という名前で、

中学時代は九州で活躍し、

全国区の選手だったことが明かされる。

 

 

ちょこっと跡部景吾も登場。

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(まだ髪型とか雰囲気とか

あっさりしてる気がします)

 

 

最後に、

とある公園(?)のはずれにある、

コンテナの上で、

1人反省会をする菊丸。

 

菊丸らしく、反省はちゃんとするけど、

切り替えも早くてサクッと終了。

 

そこにやってくる大石。

 

ここは、

2人が初めてダブルスを組んでからずっと

負けるたびに反省をしてきた場所。

 

「今まで何回来たっけ?」という大石に、

「覚えてないなあ(中略) 大石、きっと最後だ、ここに来るのは!」

という菊丸。

 

都大会、関東大会、全国大会ナンバーワンを目指して

突っ走る!!

 

 

★感想★

この巻で気になるのは

やっぱり不二裕太

 

兄の周助しか見てない裕太に対し、

強い選手は兄だけじゃない、

「オレは上に行くよ」と語りかけるリョーマ

 

それを聞いて、

ちょっとふっきれた感じの裕太がよかった。

 

そして、

リョーマがいいこと言ってるなと感じたのは、

ここが初めてではないだろうか。

 

個人的には、

兄がテニスの天才だったら、

自分なら比較されるのも

意識し続けて劣等感を感じるのも嫌だから、

別のスポーツを選ぶと思う。

 

だけど、

あえて同じスポーツを選び、

葛藤や挫折や劣等感とかをバネにして、

がんばってきた裕太はすごいけど、

なんだか不器用で生きづらい感じがしてた。

 

それが、リョーマとの出会いで、

兄とは別に

自分が好きだから

テニスをできるようになったらいいなーと思った。

 

 

あと、観月は

選手を使い捨てにするような態度は

改めてほしいなと思った。

 

まあ、観月は赤澤に比べても

ひねくれてそうだから、

わからないけど。

 

 

いつか改心して、

乾と分析バトルをしてもらいたいです。