「新テニスの王子様」第28巻の感想。 ドイツ戦①「矜持の光」で、90年代を思い出す。
Yu-Taです!
「新テニスの王子様」第28巻の感想です。
表紙は、仁王雅治と柳生比呂士。
関東大会でダブルスを組んでいた2人。
何かと仲よさそう。
仁王は「新」でも割と試合に登場するけど、
柳生は関東大会と、「新」の合宿の最初のほうの試合にしか出てこないので、
ちょっとさみしいです。
割と強いイメージなんだけどなあ。
★あらすじ★
ついに準決勝、ドイツ戦。
日本代表は気合十分。
第1試合は、シングルス。
ドイツはいきなりQ・P(クオリティオブパーフェクト:完璧な品質)が登場。
対する日本は、鬼十次郎。
ドイツテニスアカデミーの最高傑作と言われるQ・P
しかし、彼が5歳のころは、
「Quark Puppe(どうでもいい人形)」を略してQ・Pと呼ばれていた。
しかし、本当はテニスの才能があることを見抜いてQ・Pを支えたのが、
コーチのケン・レンドールだった。
Q・Pの才能を信じてケン・レンドールが言ったのが、
「Q・P(クオリティオブパーフェクト:完璧な品質)としてーー
青い鳥は世界に羽ばたくんだ!!」
という言葉だった。
どんなときも表情を変えず、
冷酷にも見えるQ・Pだが、
今は、ドイツ代表の監督となったケン・レンドールにだけは、
熱い思いを持っていた。
テクニックでもパワーでも押され気味の鬼は、
「天衣無縫の極み」で迎え撃つ。
ちなみに、
天衣無縫状態のテニスプレイヤーから発せられる光を、
「矜持の光(シュトルツシュトラール)」とドイツでは呼んでいた。
「矜持の光」は、古代文献によると、
「己の限界を打ち破り、自らの強さ・・・そして弱さを誇れるように成りし刻
矜持を有し光全身を包み込む」とあるそうです。
そして、「矜持の光」には、いくつかの精神派生が存在し、
「愛しさの輝き」「切なさの輝き」「心強さの輝き」があるという。
鬼がまとっているのは、
「心強さの輝き」だった。
実はQ・Pは前の2つの輝きを持つ相手とは対戦し、克服済みで、
最後の輝きに対し、それを破ることで、
「完璧な品質」から、「究極の品質」に進化してしまった。
そして、Q・Pは言う、
「ボクはテニスの神になる」とーー。
★感想★
ついにドイツ戦開始!
このシリーズでは、ドイツ戦が実質のクライマックスではないでしょうか。
Q・Pはとても強いけど、
テニスの王子様によく登場する、
個性的な技が出てこない珍しい選手です。
日本でいうと、白石タイプかな。
そして、Q・Pとケン・レンドールのエピソードを見て、
珍しく、Q・Pを応援したくなってしまいました。
鬼も好きなキャラなので、
勝ってほしい気持ちはありますが、
この試合はQ・Pに勝ってほしい!
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そして、
Q・Pはドイツの人だけど、
クオリティオブパーフェクトは英語では?
なんて、細かいことを考えてしまいました。
「Quality of Perfect」をドイツ語訳すると、
グーグル翻訳によると、
「Qualität von Perfect」
になるそうです。
コーチのケン・レンドールは、
英語圏出身なのかなぁ。
まあ、本編には関係ないけど。
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そして、「矜持の光」
ボルクが言うように、
「愛しさ」と「切なさ」と「心強さ」が古代文献なら、
「新テニスの王子様」は、実は数百年後の世界なのかもしれませんw
だったら、21世紀の自分たちが知らない技術があってもおかしくないかもww
てか、
「愛しさ」と「切なさ」と「心強さ」って、
完全に20年前から読んでる年代層をターゲットにしてますねw
からの、
「ボクはテニスの神になる」!!
某漫画を思い出してしまいましたw
次巻も楽しみです!
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