青の祓魔師 第93話「雪の果て(2)」はある意味神回だと思う。

青の祓魔師 第93話「雪の果て(2)」(コミックス20巻)

の感想。

 

正十字騎士團の秘密を知って

絶望した雪男が、

  ↓

昔のことを思い出しつつ

行く当てもなくさまよっていて、

気が付いたら、しえみの家の前にいる。

  ↓

しえみの優しい言葉で

しえみにハグ!

  ↓

 からの

  ↓

しえみから燐の名前が出て激昂。

しえみを押し倒して我に返るけど

自分のしたことが受け止めきれず、

何も言えずにその場から立ち去る雪男。

  ↓

自分に失望して

銃で自殺しようとする雪男。

それをサタンに止められる。

  ↓

 からの

  ↓

その一部始終を見てたのが

志摩廉造。

 

っていう流れがエグイ。

 

この話の最後のページの

次の見開きが

真っ黒に塗りつぶされてるのも

印象的。

 

 

まず言いたいのは、

しえみは何も悪くないってこと。

そして、しえみの優しさと強さが

心底しみるエピソードだった。

 

そして、

雪男が、相当追い詰められてる

(自分で自分を追い詰めてる)

ってことがわかる回。

ああ、ここまでだったか。

 

雪男が誰かに助けを求めることも

異例だけど、

大好きなしえみにあんなことして、

あやまる余裕もない。

 

そして、自分のみっともないところをみてたのが、

志摩廉造ってのもツライ。

志摩も志摩で、

雪男の状況を一番知ってたけど、

話聞くのは自分じゃないって、

ずっと突き放してたからなぁ。

 

何だかみんな素直じゃない。

 

マイナス方向にだけど、

いろんな感情が見えてきて、

ある意味神回の

とても印象に残る回だった。