青の祓魔師 名言を記録しておくブログ。

第99話

「弱き者は自らを守る為に周囲を拒絶し

排除する」

 

「しかし君は言った 強くなりたいと

――ならば今 自分がどういう状態か知るべきです」

 

第103話「SsC11:29」

「自分がつらいからって

周りを傷つける人は弱い人だ!!!」

 

第128話

「僕を苦しめてるのも 失敗を許さないのも僕だ」

「僕は僕を許したい」

青の祓魔師 第28巻の感想。サタンとの全面対決!

Yu-Taです!

 

青の祓魔師

第28巻の感想&ネタバレです。

 

約1年間、休載期間があったので、

久しぶりの新刊です。

 

★あらすじ★

27巻のラストでついにサタンが復活したが、

28巻は少し時間が戻り、

しえみの修行の場面からスタート。

 

教導霊として再開したおばあちゃん(先代のシェミハザ)

に指導されながら、

「アマイモン」のコピーと戦うしえみ。

 

いっぽう、主戦場では、

 

サタン&ルシフェル派と、

祓魔師&メフィストサマエル)派に分かれて激闘が始まる。

 

弱肉強食そして破壊、破滅こそが自然。

人間のほうが自然の摂理を否定しているというサタンに、

燐は、それでも「人間だってただ生きてていい・・・!!いいんだよ」

と、サタンに語りかける。

 

 

★感想★

ついに、サタンとの最終決戦が開始!

そして、しえみの修行場面も少し見ることができて、

嬉しいです。

 

過去編で、前のルシフェルと話していたのは、

しえみのおばあちゃんだったのでしょうか。

おばあちゃんが、ルシフェルとも対話をしていたのは、

ルシフェルの暴走を抑えるための方便なのか、

それとも、彼女も人間と悪魔が分かり合えると思っていたのか。

それはわかりませんが。

 

 

あとは、

雪男とシュラが仲直りできたのもよかったです!

シュラは雪男のことずっと心配してたから、

シュラにも少し心を開くことができて、

ホントによかった。

 

 

約1年4か月ぶりの新刊なので、

細かい設定を忘れていた(特にネイガウスについて)ので、

1回目に読んだときは、

展開についていけなかったのですが、

読み返したおかげで、

ルーシー・陽とか、オセオラ・レッドアームとかが、

過去編とかにもちょこちょこ出てきてて、

急に出てきたわけではないことがわかって、

2回目は祓魔師たちの戦いも、

すんなり頭に入ってきました。

 

燐の言っていた、

「人間だってただ生きてていい・・・!!いいんだよ」

というコトバは、

今までの物語を読んできてみると、

ぐっとくるものがありました。

自分が辛いときにも、

思い出そうと思います。

 

 

ネイガウスについての感想はこちら。

 ↓

https://yutazakki.hatenablog.jp/entry/2022/11/26/093500

yutazakki.hatenablog.jp

 

 

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青の祓魔師 イゴール・ネイガウス先生についての覚書。

Yu-Taです!

久しぶりに「青の祓魔師」を読みました。

 

28巻を読んでいたら、

イゴール・ネイガウス先生(以下『ネイガウス』)についてうろ覚えだったので、

自分なりにまとめてみました。

 

 ↓ この人です!!

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------

初登場は第5話(2巻)。

意外と早く登場してました。

魔法円・印章術の授業で、

悪魔を召喚しています。

 

巨大コンパスで魔法円を書いてます。

 

始めは

メフィスト・フェレスの命令で

悪魔を燐にけしかけて、

力を引き出そうとしていたのですが、

ある「私情」から、燐を殺そうとするようになりました。

 

その「私情」とは、「青い夜」。

16年前にサタンが祓魔師を大量虐殺した事件。

そのとき、サタンに一瞬体を乗っ取られたネイガウスは、

左目を失い、そして、

サタンの力で家族を殺してしまう。

 

だから、サタンと、その息子の燐と、そして自分を憎んでいる。

 

 

3巻の登場人物紹介では、

「上一級祓魔師で手騎士(テイマー)・医工騎士(ドクター)・

詠唱騎士(アリア)の資格を持つ。

祓魔塾では魔法円・印章術の担当講師。

詳細は不明」

「現在は講師を停職中」

とあります。

 

ーーーーーー

その後しばらく出てこなかったけど、

第83話「萌芽」(18巻)で、

名前だけ再登場。

青い夜以前は、悪魔生体学博士、

屍(グール)・屍人(ゾンビ)上級研究員だったとのこと。

 

本人が再登場するのは、

第85話「異形葉」(19巻)。

なんと、16巻ぶり!

 

ライトニングと勝呂が訪れた、

現実とは別の時間軸で保存された「アサイラム」の入り口で、

ネイガウスが久しぶりに登場。

 

何やらここで一人、秘密の作業をしている様子。

結局この場面では何をしているかわからず。

 

(余談ですが、ライトニングがこの場面で、

獅郎とアーサーも『アサイラム』出身だと話しています。

これが2人の出自の伏線だとは、

読み返してから気がつきました。

獅郎についてはハッキリ語られてるけど、

アーサーについては、示唆されてるだけなので、

最近まで気がつきませんでした)

 

そしてまたしばらく登場せず、

第99話「雪の果て(8)」(22巻)で久しぶりに登場。

 

人工虚無界の門(じんこうゲヘナゲート)が開き、

悪魔が大量にやってきて、

世界がパニックになる中、

メフィスト

「・・・・・・完成したぞ」

と言いながら登場。

何が完成したのかこの時はわからず。

 

 

その後、第106話「SsC23:17a」(23巻)

過去編の中で登場。

サタンが受肉し、暴走しつつある頃、

アサイラム』の職員になったのか、

身重の妻(ミカエラさん)とやって来ます。

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このときは、左目があります。

若いときもカッコいいですね。

奥さんが大好きだったがゆえに、

2人とも巻き込まれてしまったのですね。

悲しい。。。

 

 

そして、その次は現代に戻り、

第112話「SsC40:00c」(第24巻)で登場。

イルミナティに内通していた、

ラクドラグレスク博士の、

ルーマニアにある研究所で登場。

大ピンチになったライトニングや勝呂たちを助けてくれる。

 

22巻で、メフィストの命令で作っていたのは、

「対・悪魔用自我忘却兵器(デビル☆バニッシャー)」だった。

 

ネイガウスは、

十三號セクションの元科学者、

三角と一緒に

「対魔特効物質」の研究をしていて、

虚無皇(アルムマヘル)の結晶から醸す黒い炎を圧縮し、

その兵器に使っていたのだ。

 

 

そしてまた過去編に戻った第115話「SsC23:17f」(第25巻)

「青い夜」が起こった日。

左目から青い炎が出ているところが描かれている。

(雪男といい、左目が好きだな・・・・・・?)

 

そしてすべてが終わった第119話「SsC24:16」

亡くなった妻と子供を抱いて、

少しだけ登場。

(今回読み返してやっとネイガウスだとわかりました)

 

 

そして再び話は現在に戻り、

第128話「無双 燿る(ひかる)」で、

燐と雪男のケンカが終わった後、

ルーイン・ライトの後ろにしれっと登場。

 

 

 

そして28巻へ!

 

対サタンとの戦いの別動隊として、

雪男たちと一緒に行動。

例の武器(デビル☆バニッシャー)をサタンに撃って、

サタンを精神面から揺さぶるための作戦。

始めは、竜騎士(ドラグーン)の称号を持つ雪男が

撃つ役割を申し出るが、

ネイガウスは自分が撃つといって譲らない。

 

1回目に読んだときはあまり感じなかったけど、

ここまでネイガウスについておさらいしてから読むと、

サタンへの憎しみゆえのこだわりなんだな、ということがわかる。

 

その後、局面が変わり、

足場も悪くなって照準が合いづらい状況になったので、

再び雪男が自分に代わるように申し出る。

しかし、返事をしないネイガウス

雪男は、ネイガウスがまだ「青い夜」の事件の影響で、

私怨のせいで確実な作戦を放棄しているのではないかと疑う。

(その後、誤解だったことがわかるのですが)

 

これは、第6~7話(2巻)あたりで、

ネイガウスが召喚した悪魔を使って

燐を襲った件からきている行動だったんですね!

あまりにも時間がたちすぎてすっかり忘れていたのですが、

雪男とネイガウスがまともに会うのは、

ほぼあれ以来だったようです。

 

そして「この局面 私にとっても悲願だ」と言って、

武器を雪男に託すネイガウス

 

ここでやっと、ネイガウスと雪男の

心境の変化がわかる。

 

----------------------------------

 

そんなわけで、

すごく時間がかかったけど、

やっとネイガウスについて

少しわかってきました!

 

 

そして、こんなに活躍しているのに、

少しづつしか登場しないせいか、

ネイガウスは表紙になってません。

残念です!

 

では次回!

 

 

「テニスの王子様」第42巻の感想。 最終巻!!立海大附属・全国大会編④ 「天衣無縫の極み」

Yu-Taです!

 

この記事は、

テニスの王子様」を、

イケメンがたくさん出てくるギャグマンガ

または、

新しい形態のダークファンタジー

だと思って読んだ感想になります。

 

第42巻「Dear Prince ~テニスの王子様達へ~」

 

★あらすじ★

リョーマvs幸村 続き。

 

「無我の境地」や「百錬自得の極み」「才気煥発の極み」を駆使して

幸村に挑むリョーマだが、

試合を続けるうちに、

だんだんと身体の感覚が麻痺していく。

 

それこそが、「神の子」と言われる幸村のテニス。

原理は全くわからないが、

どんなボールを打っても返してくるイメージが

相手の頭にこびりつき、

相手はボールを打ち返したくなくなり、

身体も動かなくなってしまう。

 

五感を奪われ、

テニスが辛いと思いかけたリョーマだったが、

南次郎の言葉を思い出し、

テニスって楽しいもの、

という気持ちを思い出す。

 

その瞬間、「天衣無縫の極み」が発動。

 

「無我の境地」や、「百錬自得極み」パワーを無駄なく発揮させ、

無敵になるリョーマ

 

「天衣無縫」とは、

南次郎やリョーマのような特別なプレイヤーだけができるものではなく、

テニスに出会った頃の、

テニスを楽しむ気持ちを持っていた人なら、

誰もが持っているもの。

 

 

今度は逆に、

幸村が過去のことを思い出す。

幸村にとって、立海大の勝利のためにプレッシャーも強く、

テニスが楽しかったことなど忘れていたのだ。

 

・・・・・・気がつくと、「サムライドライブ」が炸裂し、

リョーマが勝利していた。

 

そして、ついに、青春学園全国優勝!!!

 

 

表彰式では、

映画のエンディングテーマのように、

「Dear Prince  ~テニスの王子様達へ~」

(作詞:許斐剛、作曲:佐々木收〔SCRIPT〕)

が流れ、

季節は春。

 

新年度、2年生になった桜乃と、

なんと部長になった海堂、そして桃城、

ちょっと大人になった堀尾、カツオ、カチローの3人が登場。

 

最後にリョーマは、

1巻の初めのシーンのように、

アメリカでテニスバトルを始めようとする。

 

 ー完ー

 

 

漫画はここで終わりですが、

最後に小説で、

3年生たちの卒業式の様子が描かれています。

 

~特別短編小説~

「卒業に向かって撃て」

 

 

★感想★

ついに幸村の能力(技?)が判明。

精神攻撃系の技でしょうか。

といっても、幸村がそのように仕向けているのか、

何もしなくても、毎回相手が自滅するのか、

判断が難しいところです。

 

「神の子」というと、キリスト教を連想するのですが、

幸村の技とは方向性が違うので、

幸村の神は慈愛の神ではなく、

恐怖を与える神のようです。

 

 

余談ですが、

真田と幸村、どっちがより強烈な

パワハラ上司になるかと考えてみると、

幸村かもしれません。

(2人ともパワハラになりそうなことは否定できないです)

 

真田は怒鳴り声や話し方が威圧的ですが、

始めを乗り越えられれば、

真田の不器用な性格もわかってきて

乗り越えられる部員もいるかもしれません。

 

しかし、幸村はメンタルに直接ダメージを与えてくるので、

目をつけられたら1日でダウンしそうです。

幸村の攻撃を耐えすぎると、

今後の人生で立ち直れない可能性もあるため、

異変を感じたら、すぐに避難したほうがいいでしょう。

 

そう、「天衣無縫の極み」を身につけていない限りは。

 

真田に怒鳴られ、切原に暴力を振るわれ、

最後に幸村から精神攻撃を受けている立海大の部員達。。。

そんな部活現実にあったら絶対嫌です。

 

相当な人数が続けられなくて辞めてるはずですが、

残っている部員たちは、

身体能力もメンタルも、

たぶんかなり特殊なんだろうなあ。

 

1年の浦山しい太君も、

たぶん2年後には真田みたいな怪物になってることでしょう。

 

幸村も、立海大の勝利のため、

テニスの楽しさを忘れてしまっていたけど、

この試合をきっかけに、

少しでもテニスを楽しめるといいなと

思いました。

 

 

「天衣無縫の極み」

その気持ちは、誰もが持っていたものだった。

という解説は、技的には意味不明だけど、

(現にリョーマは無敵になってるし)

リョーマや、南次郎や、許斐剛先生が、

テニスを楽しむ気持ちが表れているんだろうなぁ、

と想像して、

何だか嬉しかったです。

 

 

あとは、次期部長が海堂だったのが意外でした!

桃城とケンカしつつも仲良く部をまとめてほしいです。

 

 

手塚の卒業式もカッコよかったです!!

 

 

 

そして、

やっと「テニスの王子様」全巻を読破できました!!

読むだけでなく、感想も一通り書けたことが、

自分としては、とても嬉しいです!

 

テニスの王子様」が連載終了した2008年から1年後の2009年。

ジャンプSQにて、

「新テニスの王子様」も連載開始されているのですが、

テニスの王子様」同様、

情報が膨大なので、

気が向いたらまた読もうと思います。

 

 

 

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「テニスの王子様」第41巻の感想。 立海大附属・全国大会編③ 「瞳を閉じて心のまま僕は君を想う」

Yu-Taです!

 

この記事は、

テニスの王子様」を、

イケメンがたくさん出てくるギャグマンガ

または、

新しい形態のダークファンタジー

だと思って読んだ感想になります。

 

第41巻「王子様VS神の子」

 

★あらすじ★

手塚の技を全てコピーして攻撃する仁王に、

なすすべもないように見えた不二。

しかし、仁王のイリュージョンが完璧でないことを見破った不二は、

目を閉じてプレー。

第6の返し球「星花火」も炸裂し、

仁王に勝利!

 

-------------------------

いっぽう、

桃城は、テニスをすることで、

リョーマの記憶を呼び覚ますため、

別のコートでラリーを始める。

 

 

リョーマは、

南次郎と軽井沢で「天衣無縫の極み」の修業中に滝に落ち、

記憶を失ったのだった。

 

 

そして、D1

大石・菊丸 vs 丸井ブン太・ジャッカル桑原

 

丸井ブン太が関東大会以上の曲芸で攻めるが、

「同調」を自在に発動できるようになった

大石・菊丸が僅差で勝利。

 

 

リョーマには桃城以外にも、

歴代のライバルたちが挑み、

ついに記憶を取り戻す!

 

 

いっぽう、決勝のコートでは、

時間稼ぎで遠山と幸村が1球勝負を行うが、

「神の子」幸村精市の前に、

遠山ですら歯が立たない。

 

しかし、遠山のおかげで、

リョーマは時間に間に合い、

ついに、S1スタート!!

 

 

 

★感想★

「瞳を閉じて心のまま僕は君を想う」とは、

Genius 363の題名。

不二から手塚への気持ちを表しているのでしょうか。

 

不二がこんなに熱い気持ちで想っているのに、

手塚の気持ちは本編からは計り知れません。

 

いろいろ想像してしまいます。

 

あと、

「星花火」とは、

「コードボールを上空へ強烈に打ち上げ、打球を視界から消す。

そして、擂鉢状の会場に吹く風が、

高速落下する球に不規則な回転を与え、客席の中へ」

という技らしいです。

 

全然わかりませんww

が、風を読んで打つ技なら、

桃城とも相性よさそうです。

氷帝忍足侑士にもぜひ習得してもらいたいです。

 

 

大石・菊丸ペアは、永年の目標、

全国大会No.1ペアになれて、

よかったです!

 

 

そして、ついに幸村登場!
新たなラスボスが、どんな試合をするのか、

とっても楽しみです!

 

 

 

 


 

「テニスの王子様」第40巻の感想。 立海大附属・全国大会編② 真田の超能力と海堂の悪魔化。

Yu-Taです!

 

この記事は、

テニスの王子様」を、

イケメンがたくさん出てくるギャグマンガ

または、

新しい形態のダークファンタジー

だと思って読んだ感想になります。

 

第40巻「テニスを忘れた王子様」

 

★あらすじ★

手塚vs真田 続き。

 

幸村の指示で、

「雷」のみの全力投球で手塚を圧倒する作戦を捨てた真田。

「林」との組み合わせで、

手塚に「手塚ファントム」を打たせ続け、

消耗を狙う。

 

そして、いよいよ真田のマッチポイント。

(おそらく6-5の状況)

真田の「雷」のショットは、

手塚のガットを破る!!!

しかし、それでもボールに回転をかけていた手塚。

ボールは真田のコートに向かって飛んでいくが、

真田の脚も限界だった。

 

動けない真田は、

勝利への執念で、ボールに叱責!

「向こうに入らんかーーっ!!」

という叫びに、真田の思いが届いたのか、

それと超能力で波動を飛ばせるのか、

ボールはネット上から手塚のコートに落ち、

真田が勝利。

 

------------------------------

 

そのとき、リョーマがヘリでコートに戻ってくるが、

何と!記憶喪失になっていた!!

 

 

続く第2試合はD2

乾・海堂 vs    柳・切原

トルネードスネイクも、ウォーターフォールも対策され、

押されてしまう青学。

 

しかし、

レーザービームを習得し、

曲線と直線、

両方を操れるようになった海堂。

しかも海堂のレーザービームはー、ジャイロ回転がかかっていて、

柳生よりも速い!

 

同じモーションから繰り出される打球は、

相手に読まれづらく、

海堂の新たな武器となった。

 

無敵の海堂と、乾で反撃!

と、おもわれたが、

乾が切原から狙われ、怪我で棄権。

 

--------------

 

そして第3試合、S2

不二vs仁王

 

準決勝で、最後の返し球だと言っていた、

「百腕巨人の門番」を、

決勝では、

「第5の返し球(フィフスカウンター)」と言い直す不二。

さらに上を目指すという宣言に対し、

仁王が化けるのは、不二が絶対に勝てない相手、

手塚!!

 

しかし不二は、この3年間ずっと、

手塚との試合を楽しみにしていたのだった。

 

続く。。。

 

 

★感想★

この巻も盛りだくさんです。

 

まず、真田のボールへの叱責が面白かったです。

ボールすら一喝で動かせるその魔力!

さすが元祖ラスボスです。

 

そして、

回想シーンでの3年前の真田が、

まだ年相応の見た目で、ちょっとかわいいのが面白いです。

3年前なので、小6でしょうか。

 

3年で、見た目年齢は15歳くらい上がってるので、

3年間に何があったのか、気になります。

立海大のテニス部が、

それだけ過酷だったということでしょうか。

 

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D2については、

柳・切原ペアが、

猛獣使いと猛獣という感じで面白いです。

 

切原の悪魔化は、

今回海堂が悪魔化しかけていたので、

切原以外も再現可能なようです。

でも、悪魔化は、選手としてはサイテーなので、

海堂には習得しないでもらいたいです。

 

曲線と直線を使いこなす無敵の海堂、

もうちょっと見たかったです。

 

乾は今回、お笑いキャラでした。

タカさんのときとは違い、

今回は怪我をしていても、

笑いに走った感じです。

 

 

仁王の変装スキルは、

本当に化けてるのか、

みんなの想像力がそう見せるのか、

判別が難しいです。

手塚と重なって見えるあたり、

見た目は仁王のままだけど、

技や身のこなしから、

重なって見えるという感じでしょうか。

 

仁王は普段とても語彙が少なくて、

「プリッ」としか言わないことが多いけど、

誰かに化けてるときは、ちゃんとしゃべれるみたいです。

 

呪術廻戦の狗巻棘が使う呪言みたいに、

普段意味のある言葉をしゃべると、

何かの技が発動してしまうのでしょうか。

なんて思いました。まあ、違うか。

 

 

そして不二。

不二と手塚は、同じ学年だけど、

なんだかいつも緊張感が漂ってます。

手塚はわからないけど、

不二のほうが手塚をライバルとしてすごく意識してて、

手塚を試してる感じがします。

 

同じく、手塚をライバル&越えるべき目標にしているリョーマは、

割と素直に手塚に挑んでるけど、

不二はあんまり素直じゃないので、

リョーマに対しても、

不二は思うところがありそうです。

 

 

盛りだくさんの40巻でした。

次回も楽しみです!

 

 

 

 

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「テニスの王子様」第39巻の感想。  自分的には実質クライマックス! 手塚vs真田 立海大附属・全国大会編①

Yu-Taです!

 

この記事は、

テニスの王子様」を、

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新しい形態のダークファンタジー

だと思って読んだ感想になります。

 

第39巻「勃発!焼肉バトル」

 

★あらすじ★

最初の3話は焼肉バトルのお話なので省略。

 

ついに決勝戦

青春学園vs立海大附属

部長の幸村精市が加わって、

最強となった立海

 

対する青学は、リョーマが軽井沢で足止めされ、

不在のまま当日を迎える。

 

ヘリで跡部と忍足、桃城が迎えに行っている間に、

第一試合開始。

 

シングルス3は、

いきなり頂上対決!

 

手塚国光vs真田弦一郎

 

誰もが待ち望んでいた対決。

そして、真田も手塚を倒すことを

この3年間待ち望んでいた。

 

全国制覇しても、

手塚を倒していない、というわだかまり

真田はずっと感じていたのだ。

 

手塚を倒すために封印していた究極奥義、

「雷」と「陰」で、

「手塚ゾーン」、そして、

百錬自得の極み」「才気煥発の極み」を封じる真田。

 

「雷」は雷のように、光の速さでどこにでも現れ、

落雷にも似たほぼ直角に曲がる打球で、

相手を恐怖ドン底に落とす。

 

「陰」は、一分の隙も無くし、

様々な行動パターンを匂わせることで、

「才気煥発の極み」でもプレーの行方を読めないようにする。

 

風林火山」から、「風林火陰山雷」になったの必殺技は、

真田のパワーもあり、

「手塚ゾーン」すら破った。

 

------------------------

 

絶体絶命のように見えた手塚だが、

「返せない打球ならば・・・・・・返さなければいい」

と、謎の言葉をつぶやく。

 

そして再び「雷」を打つ真田だが、

ボールはアウトとなる。

そう、手塚は「手塚ゾーン」を逆に使い、

相手のボールがアウトになるような外回転をかけていたのだ。

 

名付けて「手塚ファントム」

 

無敵のような技だが、

「手塚ゾーン」に比べ、

6割増の回転をかけねばならず、

治った腕にまた負担をかける手塚。

 

手塚の腕は限界に近づいていた。

 

そこまでする理由は、

もちろん全国大会を優勝することだが、

それ以外にも理由があった。

 

手塚は、この大会をみんなとともに優勝したら、

プロになるため、

1人ドイツに行くつもりだったのだ。

 

この試合が日本での最後の試合になるかもしれない。

絶対に悔いは残したくない。

 

その覚悟で手塚は試合に臨んでいたーー。

 

超人的に見えた真田も、

「雷」の高速移動を成し遂げるために、

脚に限界が来つつあった。

それでも真っ向勝負を続ける真田と手塚。

 

 

そして、

ゲームカウント5-4、

手塚のリード。

 

そのとき幸村は、立海3連覇のため、

真田にま真っ向勝負を捨てるよう進言する・・・・・・。

 

 

★感想★

ついに、ついに頂上決戦です。

手塚vs真田

 

ストーリー上は、

シングルス1が頂上決戦なのですが、

自分にとってはこの試合が一番です。

最後の戦いといってもいいくらいです。

 

手塚のために究極奥義をとっておいた真田。

そして、腕に負担をかけつつも、

「手塚ファントム」を打ち続けた手塚。

どちらもかっこいいです。

 

「無我の境地」のように、

強い技をコピーするのもすごいけど、

手塚や真田のように、

自分の技に絶対の信頼をおいて、

それを貫き通すのもかっこいい。

王者の風格を感じます。

 

 

 

そして、手塚が負けるかもしれないと感じたときの、

部員たちのこの表情。

 

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レギュラーたちでさえ、

この絶望感。

普段軽口をたたいていても、

手塚がどれほど心の支えになっていたかがわかる場面。

 

頼りになる兄のように、

手塚を思っていた部員たち。

 

それに答えていた手塚は、

とてもいい部長だったけど、

自分はだいぶ無理してたのかなぁ。

 

 

全国大会が終わったら、

手塚にはしばらく自分のためだけに、

テニスをやってもらいたい。

チームのためにというのはわかってるけど、

そのたびに腕を故障してたら、

プロになっても、長く続けられないだろう。

長く続けてるプロは、ケガも少ない。

 

弟のような部員たちのことを気にかけて、自分が無理するのは、

今まで部長としては仕方なかったのかもしれないけど、

これからは、

手塚には腕にあまり負担をかけずに、

テニスが強くなる方法を身につけてほしいです。

 

 

 

そして真田も、関東大会のときは、

ただただ怖くて邪悪なラスボスだったけど、

手塚と対戦していると、

お互い対等に対話しているので、

少し人間味が感じられました。

 

不器用で怖いけど、

テニスにかける思いはまっすぐなんだなぁ。

 

真っ向勝負というのは、

自分の100%のパワーを出し続けることだけでなく、

緩急つけても、

卑怯にはならないと思うのですが、

それが真田の信条なのでしょう。

 

 

ちなみに、「風林火山」の「雷」と「陰」は、

真田のオリジナルではなく、

風林火山」の元ネタの、

孫子の書物には、

本当に書いてあるらしいです。

 

甲府市のサイト。↓

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/senior/kamejii/035.html

 

「其疾如風」その疾(はや)きこと風のごとく

「其徐如林」その徐(しずか)なること林のごとく

「侵掠如火」侵掠(しんりゃく)すること火のごとく

「不動如山」動かざること山のごとく


「難知如陰」知りがたきこと陰のごとく

     (味方の戦略は暗闇の中のように敵に知られないようにし)

「動如雷霆」動くこと雷霆のごとし

     (兵を動かすときは雷のように激しくなければならない)

元ネタまで知ってるとは、

さずが真田。

私生活まで武士っぽいのは伊達じゃないです。

 

 

さて、勝負のゆくえはどうなるのでしょうか。

手塚に勝ってほしいけど、

真田のことも気になります。