「テニスの王子様」第42巻の感想。 最終巻!!立海大附属・全国大会編④ 「天衣無縫の極み」

Yu-Taです!

 

この記事は、

テニスの王子様」を、

イケメンがたくさん出てくるギャグマンガ

または、

新しい形態のダークファンタジー

だと思って読んだ感想になります。

 

第42巻「Dear Prince ~テニスの王子様達へ~」

 

★あらすじ★

リョーマvs幸村 続き。

 

「無我の境地」や「百錬自得の極み」「才気煥発の極み」を駆使して

幸村に挑むリョーマだが、

試合を続けるうちに、

だんだんと身体の感覚が麻痺していく。

 

それこそが、「神の子」と言われる幸村のテニス。

原理は全くわからないが、

どんなボールを打っても返してくるイメージが

相手の頭にこびりつき、

相手はボールを打ち返したくなくなり、

身体も動かなくなってしまう。

 

五感を奪われ、

テニスが辛いと思いかけたリョーマだったが、

南次郎の言葉を思い出し、

テニスって楽しいもの、

という気持ちを思い出す。

 

その瞬間、「天衣無縫の極み」が発動。

 

「無我の境地」や、「百錬自得極み」パワーを無駄なく発揮させ、

無敵になるリョーマ

 

「天衣無縫」とは、

南次郎やリョーマのような特別なプレイヤーだけができるものではなく、

テニスに出会った頃の、

テニスを楽しむ気持ちを持っていた人なら、

誰もが持っているもの。

 

 

今度は逆に、

幸村が過去のことを思い出す。

幸村にとって、立海大の勝利のためにプレッシャーも強く、

テニスが楽しかったことなど忘れていたのだ。

 

・・・・・・気がつくと、「サムライドライブ」が炸裂し、

リョーマが勝利していた。

 

そして、ついに、青春学園全国優勝!!!

 

 

表彰式では、

映画のエンディングテーマのように、

「Dear Prince  ~テニスの王子様達へ~」

(作詞:許斐剛、作曲:佐々木收〔SCRIPT〕)

が流れ、

季節は春。

 

新年度、2年生になった桜乃と、

なんと部長になった海堂、そして桃城、

ちょっと大人になった堀尾、カツオ、カチローの3人が登場。

 

最後にリョーマは、

1巻の初めのシーンのように、

アメリカでテニスバトルを始めようとする。

 

 ー完ー

 

 

漫画はここで終わりですが、

最後に小説で、

3年生たちの卒業式の様子が描かれています。

 

~特別短編小説~

「卒業に向かって撃て」

 

 

★感想★

ついに幸村の能力(技?)が判明。

精神攻撃系の技でしょうか。

といっても、幸村がそのように仕向けているのか、

何もしなくても、毎回相手が自滅するのか、

判断が難しいところです。

 

「神の子」というと、キリスト教を連想するのですが、

幸村の技とは方向性が違うので、

幸村の神は慈愛の神ではなく、

恐怖を与える神のようです。

 

 

余談ですが、

真田と幸村、どっちがより強烈な

パワハラ上司になるかと考えてみると、

幸村かもしれません。

(2人ともパワハラになりそうなことは否定できないです)

 

真田は怒鳴り声や話し方が威圧的ですが、

始めを乗り越えられれば、

真田の不器用な性格もわかってきて

乗り越えられる部員もいるかもしれません。

 

しかし、幸村はメンタルに直接ダメージを与えてくるので、

目をつけられたら1日でダウンしそうです。

幸村の攻撃を耐えすぎると、

今後の人生で立ち直れない可能性もあるため、

異変を感じたら、すぐに避難したほうがいいでしょう。

 

そう、「天衣無縫の極み」を身につけていない限りは。

 

真田に怒鳴られ、切原に暴力を振るわれ、

最後に幸村から精神攻撃を受けている立海大の部員達。。。

そんな部活現実にあったら絶対嫌です。

 

相当な人数が続けられなくて辞めてるはずですが、

残っている部員たちは、

身体能力もメンタルも、

たぶんかなり特殊なんだろうなあ。

 

1年の浦山しい太君も、

たぶん2年後には真田みたいな怪物になってることでしょう。

 

幸村も、立海大の勝利のため、

テニスの楽しさを忘れてしまっていたけど、

この試合をきっかけに、

少しでもテニスを楽しめるといいなと

思いました。

 

 

「天衣無縫の極み」

その気持ちは、誰もが持っていたものだった。

という解説は、技的には意味不明だけど、

(現にリョーマは無敵になってるし)

リョーマや、南次郎や、許斐剛先生が、

テニスを楽しむ気持ちが表れているんだろうなぁ、

と想像して、

何だか嬉しかったです。

 

 

あとは、次期部長が海堂だったのが意外でした!

桃城とケンカしつつも仲良く部をまとめてほしいです。

 

 

手塚の卒業式もカッコよかったです!!

 

 

 

そして、

やっと「テニスの王子様」全巻を読破できました!!

読むだけでなく、感想も一通り書けたことが、

自分としては、とても嬉しいです!

 

テニスの王子様」が連載終了した2008年から1年後の2009年。

ジャンプSQにて、

「新テニスの王子様」も連載開始されているのですが、

テニスの王子様」同様、

情報が膨大なので、

気が向いたらまた読もうと思います。

 

 

 

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