「テニスの王子様」第26巻の感想。 立海大附属④ 不二周助、イルカになる。

この記事は、

テニスの王子様」は、

イケメンがたくさん出てくるギャグマンガ

または、

新しい形態のダークファンタジー

だと認識している

Yu-Taが読んだ感想になります。

 

第26巻「越前リョーマvs真田弦一郎」

 

★あらすじ★

切原のボールを頭に受けて、

一時的に目が見えなくなった不二。

普通ならここでリタイアだが、

勝ちたい気持ちと、手塚への気持ちで

プレーを続ける不二。

そして、新たなる能力が開花。

なんと、ボールを気配のみで感じ取り、

的確に打ち返す!!

 

切原が「無我の境地」*で返すが、

まだ切原の身体能力が真田には追い付かず、

肉体に限界がきて不二勝利!

 

*「無我の境地」とは、

 己の限界を超えた者のみがたどり着ける境地。

 頭で考えて動くのではなく、

 身体が実際体験した記憶等も含め

 無意識に反応してしまう状態。

 パワーやスピードが爆上がりしたり、

 見ただけの他人の技がいきなりできるようになったりする。

 

 

そして、最後の試合は、

シングルス1

越前リョーマvs真田弦一郎

 

始めから「無我の境地」を発動させて挑むリョーマだが、

真田の必殺技、

風林火山」に押されてしまう。

 

・・・・・・続く。

 

 

★感想★

不二がサクッと人類の限界を超えていきました。

 

竜崎先生が、前の巻で

「青学(ウチ)はこんな天才を眠らせていたのか」

とか言ってるけど、

そういうレベルじゃない。

 

イルカやコウモリみたいに、

超音波か何かを飛ばして

まわりの状況を把握しているか、

同じジャンプのマンガ、

HUNTER×HUNTER」に出てくる、

念を使った「円」みたいな能力だと思われる。

 

不二本人は、

「(目が見えなかったことで、)極限状態限界まで

 神経が研ぎ澄まされていたから(できた)」

と、考察しているけど、

この巻で、人類としての一線を越えてしまった感じがします。

不二先輩、さらに遠い人になっちゃったなぁ。

 

あとは、

真田の「悪いラスボス感」がすごいです。

魔王みたいで笑える。

一応テニスのマンガだってことを忘れそうです。

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さて、勇者リョーマ

悪い魔王(じゃなくて皇帝真田)を倒せるでしょうか。

 

・・・・・・続く。