この記事は、
「テニスの王子様」は、
イケメンがたくさん出てくるギャグマンガ
または、
新しい形態のダークファンタジー
だと認識している
Yu-Taが読んだ感想になります。
第25巻「そして不二は微笑む」
★あらすじ★
乾vs柳の続き。
お互いを「博士(乾のこと)」「教授(柳のこと)」と呼びあっっていた2人。
2人が別れてから、
4年と2か月と15日ぶりの再会。
あの頃から、乾も努力してテニスが上手くなった。
しかし、それ以上に強くなった柳。
乾のデータ以上のプレーを見せる柳に押される乾。
しかし、不利な状況でもデータを捨てても喰らいつく乾に、
リョーマも心を動かされ、
珍しく、熱い声援を送る。
そして、ゲームカウントは5-4に。
それは、小学校の頃、
柳の転校前最後の試合のゲームカウントと同じだった。
それどころか、
途中の試合展開もあの頃とほぼ同じ。
乾はデータを捨てていなかった!!
長いタイブレークの末、
勝ったのは乾!!
しかし、
青学に後がないことには変わりなく、
次の試合へ。
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ここで、立海の部長、幸村がいない理由と、
残りの選手たちが早く試合を終わらせようとしている理由が明かされる。
幸村精市は、ギラン・バレー症候群に似た病気で、
手術が必要な状態だった。
今日はその手術の日。
立海の選手たちは、
手術に間に合うよう、試合を急いでいたのだった。
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シングルス2は、
リョーマの膝の負傷は、切原の仕業では、
と、疑っている不二は、
切原にボールをぶつけるフリをしたときの反応から、
自分の予想が正しかったと確信する。
・・・・・・不二も今までの試合で、
テニスの勝負との向き合い方が変わった。
今までは勝敗に執着できなかった。
だから、リョーマとの試合でも本気で勝ちに行かなかった。
相手の力を限界まで引き出して、
スリルを楽しみたいのかな。
なんて思っていた。
しかし、氷帝戦で勝ちに執着する手塚を見て、
不二の考えは変わった。
自分も変われるかもしれないと思った。
その思いが、
この試合での不二の攻撃的なプレーに表れている。
・・・・・・と、考えていた隙を突かれ、
切原のボールが頭に激突!
不二は一時的に視力が低下してしまう。
万事休す!
続く。。。
★感想★
この巻は、乾の話と不二の話が両方あって、
とっても濃い内容でした。
まずは、
乾vs柳 よかったです!
乾は普段はデータが正確過ぎて、
AIの搭載されたロボットなんじゃないかと
思うこともあるけど、
人間らしいところもあるんだとわかって、
ますます乾が好きになりました。
顔も、メガネが直接印字されてるわけじゃなく、
眼鏡の奥にちゃんと素顔があってホッとしました。
乾もかっこいいです!
そして、リョーマが乾のこと応援してるのも珍しくて、
グッときました。
そもそもリョーマって、主人公なのに
圧倒的に語彙が少ないです。
「まだまだだね」と、「やるじゃん」で、
セリフの8割いくんじゃないかってレベル。
そんなリョーマが、
「頑張れ乾先輩!!」っって言ってるの聞いて、
何だか感動しました。
そもそ先輩だと思ってたんだ・・・・・・。とか。
柳もさすが乾の親友!って感じです。
不二vs切原編では、
いつもは勝敗にこだわりがなさそうな、
クールな不二が
手塚の試合から、その熱い気持ちを受け取り、
心境に変化が表れていくところがよかったです。
ふじもまた、天才すぎて、
普通の人間の感情が希薄な感じがしてたけど、
そんなことはなくて、
人間らしいところもあるんだとわかってよかったです。
・・・・・・まあ、
次巻でまた人間離れしていくんだけどねww
ちなみに、
ギラン・バレー症候群とは、
自己免疫疾患のひとつで、
手術で治療することはあまりないようですが、
「酷似している」と言っているので、
幸村は違う病気なんだろう。。。
↓ 参考サイト
[blog:g:12921228815721097622:banne]
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