「テニスの王子様」第32巻の感想。 氷帝学園・全国大会編①  千の技を持つ忍足と、風になった桃城。

Yu-Taです!

 

この記事は、

テニスの王子様」を、

イケメンがたくさん出てくるギャグマンガ

または、

新しい形態のダークファンタジー

だと思って読んだ感想になります。

 

第32巻「くせ者同士」

 

★あらすじ★

全国大会準々決勝

青学vs氷帝学園

 

第1試合、S3は、

桃城vs忍足

 

山ごもりで修業した桃城は、

洞察力を極限まで研ぎ澄まし、

風の動きや打球音、忍足のしぐさ、呼吸、目の動き、

心理状態まで読み取り、

忍足をリード。

 

あっという間に4-0となるが、

桃城の技に気づいた忍足は、

心を閉ざして桃城の洞察力を封じる。

 

そして、F&D(フェイクアンドドロップショット)

F・A・S(フラット アプローチ ショット)

S・S・A・S(サイド スピン アプローチ ショット)

などで桃城に追いついてくる。

 

途中、忍足のボールを打ちかえそうとして、

柱にぶつかり流血。

このままプレーできないかと思われたが、

リョーマのひとことで、

以前の桃城のプレーに戻り、

試合再開。

 

お互いに100%の力を出し切っていなかった2人だが、

ここから全力で激突!

 

手塚は、桃城のことを

「相手が強ければ強い程燃えて力を発揮するタイプ」

と見抜いていた。

そして、今回の試合は、桃城、忍足双方にとって、

負けられない試合だった。

 

激しいラリーが続き、

最後は桃城のボールが忍足のラケットを飛ばし、

桃城勝利かと思われたが、

ボールは桃城のコートに戻り、

忍足勝利!

 

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そして第2試合。

D2

乾&海堂 vs 向日&日吉

 

持久戦が得意な乾&海堂に対し、

短期決戦で決める作戦の向日&日吉は、

開始直後からフルパワーで攻撃。

 

乾は超高速サーブをさらに進化させた新技、

「滝(ウォーターフォール)」を使って反撃!

そのスピードは212㎞/h

しかし、氷帝の作戦にはまり、

2-5とリードされる。

 

あと少しで氷帝勝利だったが、

いつの間にか体力を消耗していた向日と日吉。

海堂の新技、「トルネードスネイク」も決まり、

乾&海堂が勝利。

 

1勝1敗で互角の2校。

 

続くS2

氷帝樺地の相手は何と手塚!

どんな技でも吸収する樺地

「手塚ゾーン」ですら吸収する樺地にどうやって勝利するのか?!

 

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そして、手塚の九州での回想シーンに続く。

 

 

★感想★

忍足が再び登場。

関東大会では、「羆落とし」を打つなど、

技術面では「氷帝の天才」の存在感をアピールした忍足。

 

しかし、ダブルスだったせいか、

曲芸師向日の派手さに押され、

天才ぶりをあまり見られなかったのが残念でした。

 

今回は、

「千の技を持つ天才」の異名を持つ忍足侑士の技が、

前回よりもたくさん出てきます。

 

技名がS・S・A・Sなど、アルファベットなのが特徴的。

そして、意味は、「サイド スピン アプローチ ショット」

の略であり、よく考えると割と現実にもありそうな

まともな技。

 

テニスの王子ということで、

もっと中二病的な技を期待してしまうのだが、

忍足はテニスの王子様では珍しく、

技に関しては堅実なキャラ設定なのでしょう。

 

1000個も技があるのなら、

もっとたくさん出してほしい。

今後に期待です。

 

そして、氷帝学園の応援団のみなさんは、

ここでもいい仕事してます。

1000個ある忍足の技を覚えて、

打った瞬間に「〇〇だ!」と声援を送っています。

 

堅実な故、ひとつひとつの技の違いを見分けるのが大変な気がしますが、

そこを全部覚えているところはさすがです!

記憶力とテニス部への愛がすごいです。

 

桃城は、パワーテニスからスピリチュアルに

キャラ変したのかと思ってびっくりしたのですが、

最終的にはパワーテニスでちょっと安心しました。

 

 

そして、D2

今回も向日と日吉がやってくれました。

この二人面白すぎます!

期待を裏切らないです。

正直ネタ切れを危惧していたのですが、

コンビを組むことで、

さらに面白くなりました。

新ネタも期待です!