「テニスの王子様」第36巻の感想。四天宝寺中① 変態白石と百腕巨人の門番。

Yu-Taです!

 

この記事は、

テニスの王子様」を、

イケメンがたくさん出てくるギャグマンガ

または、

新しい形態のダークファンタジー

だと思って読んだ感想になります。

 

第36巻「熱闘!青学VS四天宝寺

 

★あらすじ★

橘と戦った後、退部届を出す千歳。

全国大会の途中であるにもかかわらず、

監督の渡邊オサムはそれをすんなり受け入れる・・・・・・。

 

そして迎えた準決勝。

 

第1試合S3は、

不二周助vs白石蔵ノ介

部長で四天宝寺の聖書(バイブル)と呼ばれる白石。

基本に忠実で、完璧なテニスが持ち味。

口癖は「んんーー絶頂!(エクスタシー)」

 

白井市の完璧なテニスは、

完璧すぎて退屈なのだが、

不二の消えるサーブや、「三種の返し球」をことごとく打ち返す。

そして、第4の「蜉蝣包み」まであっさり返されてしまう。

 

しかし、リョーマの「本気でやってよ」という応援により、

不二も本気モードに。

 

「つばめ返し」→「鳳凰返し」

「羆落とし」→「麒麟落とし」

「白鯨」→「白龍」

に進化させて反撃。

 

さらに、この試合中に新技を完成!

第5の返し球(ファイナルカウンター)

「百腕巨人の門番(ヘカトンケイルのもんばん)」。

 

ラケットの裏面も使った、

2乗の超回転!

その超回転によって、相手のボールはネットを越えられない。

 

「百腕巨人の門番」によって、

0-4からマッチポイントまで追い上げるが、

白石もだんだんと攻略し、

ついにネットを超える。

 

不二は負けてしまうが、

勝ちへのこだわりを身につけ、

さらに強くなった。

 

 

★感想★

千歳がいきなり退部したのには、

びっくりしました。

今後は出てくるのでしょうか???

 

 

不二vs白石は、

不二についていろいろ考えちゃいました。

手塚の影響で、勝ちにこだわるようになったのは、

人間らしさがあっていいなと思いました。

 

それはいいとして、

白石がいってた、

「ムダな動きが多い」というのは何だか納得してしまいました。

 

「羆落とし」や「麒麟落とし」のときは、

決めポーズが後ろ向きだし、

まあ不二ならその後も打てるのかもしれないけど、

ムダな動きといえばムダ。

 

不二は、返し球が華麗だし、

それを考えつくのは天才なんだけど、

ストーリーが進むにつれて、

技を作っては破られ、

ってことが多くなって、

技だけじゃない強さも、

もっと注目されるといいなぁと思いました。

新技も、これ1回限りだったらもったいなさすぎる。

 

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「百腕巨人(ヘカトンケイル)」とは、ギリシャ神話に出てくる巨人で、

「百の手」という意味があるらしいです。

 

不二の返し球のなかで、

これだけネーミングの雰囲気が違います。

今までの技は、

和風な名前だったけど、

(進化して中華風になるけど)

これはいきなりギリシャ神話です。

 

何か心境の変化があったのでしょうか?

せっかくなので、全部和風でまとめたほうがかっこよかったな。

と、思いました。

 

(厳密に言うと、「白鯨」を小説の名前からとっているなら、

アメリカの小説なので、

元々海外の文化にも興味があったのかもしれません)

 

 

変態な口癖に反して、

テニスは王道の白石もおもしろかったです。